実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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コンパクトさが定評ある定番小銭入れ 30710
2023/09/30若い女性からお電話をいただきました。
「先日友人が買い求めた小銭入れが
とても良さそうに見えたので、
私も欲しいと思います。」
お友達と当店においでくださり、
その時は見てるだけだったけれど、
友人が使っているのを見ていたら
良さそう!と思ってくださったとのこと。
「バッグが小さいので、
小さくても使いやすい小銭入れにしたくて。
これって、たくさん入りますよね。
シンプルなデザインだし、
この小さなバッグにちょうどいいです。」
驚くほど小さなバッグです。
店頭で見本をご覧いただき、
どれくらい中身が入るかをお見せすると、
黒でご注文くださいました。
この小銭入れは
当店開店以来の定番ですが、
定番から外すことは考えられません。
小銭入れとしては
小さいのにたくさん入りますし、
使い慣れてくると
しっかり形があるのに
やわやわと柔らかくなり、
手触りは驚くほど良くなります。
人によってはこの中に
鍵を入れる方もいらっしゃいます。
バッグやポケットに入れる時には
丸い形が
入れる時、手助けをしてくれます。
きっと今頃は
便利な毎日をお過ごしと思います。
この度はありがとうございました。

おしゃれで丈夫なベルトポケット(バッグ) 30408
2023/09/28「これがまあまあ良いんですがね、
少し大き過ぎて、もうちょっと…
というところなんですよ。
ぴったりサイズで作って欲しいですが、
出来ますか?」
ベルトポケットの微妙なサイズを
ご依頼いただきました。
おしゃれな雰囲気のクライアントが
見本として見せてくれたのは、
以前関西でつくってもらったという
オーダー品です。
もうそこは止めてしまったので、
と当店を探してくださいました。
見本は、当店では、この見本がなければ
このようには作らない、という
ワイルドタッチですが、
丈夫に作ろう、という意識が
はっきり見てとれる製品です。
おそらく依頼を基に、
どう作ろうか、と考え、
自分の好きなやり方で仕上げた
デザインアプローチと思います。
前の製作者の製作方法と個性が表れているのは、
ウエストベルトに装着する2本のベルト部分。
本体、ベルト部分、と別々に作って
それを合体させていますが、
そのおかげでかなり丈夫と思われます。
「このデザインはお好きですか?
また、ベルトに着けやすかったですか?
ベルトから下がる距離は、これでいいですか?」
などお尋ねしますと、
服装や雰囲気から読み取れるように、
かなり気に入っている模様ですし、
ワイルド感がある方がお似合いになる方です。
そこで、同じデザインでも
少し洗練された大人のイメージにしました。
おもしろいことに、
製作物の出来上がりイメージは
製作する人の雰囲気に似ます。
革製品とひと口に言っても、
ワイルド系、エレガント系、コンサバ系、
さらには上品系、カジュアル系、など、
さまざまなイメージの製品があります。
そしてそれは、
製作者がどんな出で立ちをしているかで、
推し量ることができます。
その中ではワイルド系は
見分けやすいかもしれません。
とくにお会いしなくとも、
バイク系やインディアン系の
製品は、ひと味違います。
どれが良いか、という問題ではなく、
ご自分が好きで、持ちたいものは
どういう系統のものか、ということが
選別のポイントです。
私どもは、格高くお作りして、
カジュアルな服装でお持ちいただく時
ワンランクアップすることを目指しています。
どんな製品を見本にしても、
その製品の特徴を生かしながら、かつ
持つ方の年齢やイメージにふさわしい
ランクアップのイメージを持たせることも
重要なことと思っています。
取りにいらっしゃったクライアントには、
とても気に入っていただけました。
厚手の革でお作りしていますから、
長く使っていただけると思います。
この度はありがとうございました。

腕時計と一体型の時計ベルト 30804
2023/09/26こちらもパートナーの方への
プレゼント製品です。
数十年前のGICCIの腕時計ですが、
「もう時計ベルトが売られてないんです。」
時計を拝見しますと、
時計とベルトが一体型になっている
珍しいタイプ。
当店は何十年も前、
ミンクスさんという美容室に
シザースケースをお作りしていましたが、
その製品をご注文くださっていた方で、
ネットで探して「ここはまだやってるんだ」と
おいでくださったとのことです。
「今では、シザースケースを
定番で出しているところが
たくさんありますが、
当時はどこも作ってくれなかったですね。
新人のデビューには
必ずプレゼントしてました。」
懐かしいお話をしてくださいます。
「この時計はパートナーのものですが、
使えなくなってから
しばらくがっかりした顔をしているので
喜ばせてあげたい、と思います。」
新人さんへのプレゼントもですが、
こういうすばらしいお気持ちをお持ちです。
この時計ベルトの製作に関しては
「必ずできる、とは申しかねますので、
お預かりして、もしできたら、
ということでよろしいですか?」と
お話ししました。
ピタッとはまった一体型は
あまりに精密で特殊です。
このベルトを作ったメーカーならば
時計に合わせた抜き型や芯材を
最初にそろえていますから、
流れ作業で
簡単に作ることができるのですが
(もちろんひとつ目の型作りは大変です)、
当店が行う作業は
その最初のひとつ目の型作りにあたりますが、
ひとつ目にも関わらず、型見本ではなく、
製品として完成させる必要があります。
ひとつ目を元に用意した本番用の抜き型や
特別な形の芯材はありませんから、
細かい部分はすべて、
通常の道具を使った手作業となります。
通常の道具だけを使って
特別な製品を作る時は、
まず製作の方向性を決めるために
細部までリアルに考えなくてはなりませんし、
まずは道具を思ったように使える技術が
必要です。
こうした作業になりますと、技術者の中でも
できる人とできない人とに分かれます。
誰もができる作業ではありません。
どんな製品を依頼されても大丈夫、
となるまでに、
技術者たちには長い時間の研鑽を
余儀なくされます。
*革を時計をはめ込む厚みと
切り取り穴の形でいくつか試作し、
本番製作に入ります
当店の42年の歴史は、
そうした追及の長さと
正しい方向に研鑽してきた
技術習得の歴史でもあります。
久しぶりのご来店とご注文を
ありがとうございました。
この方のお人柄に触れ、
優しい気持ちを味わわせていただきました。
パートナーの方に喜んでいただけるよう
願っております。

当店オリジナル革の二つ折り財布:手触りの良さや使い勝手について
2023/09/24「これまでに
いろいろな革製品を使ってきましたが、
5年くらい前にここで作った
オーダー財布の革は、最高です!
この手触りと感触は
今までに味わったことがありません。」
とても嬉しいお言葉です。
*お調べしたところ
6年半近く使っていただいています
「オーダーで特別仕様にしてもらった
お財布が使いやすことはもちろんですが、
それ以上に
どこの革製品と比べても
こんなに気持ちの良い革はありません。
だからパートナーにも持ってほしいと思って。
プレゼントでお財布を作ってくれませんか?」
先日お寄りくださった若いお客様から
当店オリジナル革、ヌメのネイビーについて
こんなご感想を頂戴しました。
このように、当店オリジナルの
革素材についてご理解いただけるのは、
とてもありがたいことです。
*内側もツヤツヤ!
そもそもこの革は、
独自の品質ベースを最初に作るために、
10年ほどの年月、ずっと観察し、
栃木レザー㈱さんの
当時の担当者との研究から産まれた
特別レシピです。
他所の会社にこの革は出されていません。
もちろん今でも
その観察と研究は続いていますが、
今のそれは
当初の品質をなるべく護るためのものへと
変わっています。
*こっちの面はキズついていますが
かなり治っています
対環境の面から、どんどん変わっていく
原皮そのものや鞣し材料の変化、
入れる脂や染料の変化など、
つねに変転していく「生もの」の製造を
昔と同じような品質で作ることの方が、
今では、却って大変なことです。
ですからそのような努力をしているところは
まずありません。
私どもが小さなブランドで
革の使用量が少ないがために
製作可能になっていること
(超一級の原皮が必要なので)と、
栃木レザー㈱さんが
当店を誇りに思ってくださることとで、
続けていただいている特別な計らいです。
*まだまだお使いいただけます
時代の変遷に合わせて品質を変えていくことを
「進化」と呼ぶのかもしれませんが、
人間の五感にとって
それが良いかどうかはわからない、と
デザイナーは考えています。
触れることで気持ち良いと思う
手指の感覚、
鼻に入ったら、よい匂いなので
思わずクンクンして確かめる感覚、
エイジングして表面がつるつるになって
治った傷を見て、愛おしく感じる感覚、
新しい頃とは明らかに違う、使い込んだ時の
キュッキュッという音の感覚、など、
まさに五感をフルに使って
楽しんでいただけるのが、
当店のオリジナル革です。
ですから、このお客様のこのお言葉は
千の言葉に勝るもの。
*6年半ほど前の、作りたての時の同じ財布
以前から、
「寝る時にはこのバッグを触りながら寝ます」
「この革の手触りを知ったら
他の革製品を使う気がなくなりました」
「白くえぐれてしまった傷も、
手でなでていくと治っていくんですね」
などなど、
さまざまなご感想をいただいていますが、
ちょうど現在の革の製造について、
担当者がリタイアした状況になった頃から
変わり目に入り、
何年間も緊張状態が続いていたことが
ひと段落したところでした。
(それもあって、色揃えのこともあって、
4年ほど前から
ハイブランドの革なども扱っています)
*作りたての時の財布の内側
定番をいくつか組み合わせたもので、
小銭入れの向きが変わっています
このお客様の言葉をお聞きしたときは、
ちょうど栃木レザー㈱さんとの
「これから」のお話が済んだところで、
一段と響いたのです。
幸運なことに
品質を護ってくださる担当者と
巡り合うことができたので、
また当店のオリジナル革を
みなさまにお届けできることがわかり、
ホッとしたところでした。
*フランス革の色揃え(一部)
さてここからは
革の色と革質の違いについて、
と内容は少し変わります。
上のお写真の鮮やかな色の革は、
誰もが一目見て「きれい」と思えるでしょう。
しかし人によっては、その後指で触って、
「この革の手触りは硬いですね、
手になじまない。」とおっしゃいます。
そのように感じるのは、革に
きれいな色を出すための加工をすると
必ず硬い表面に仕上がるので、
当然の結果です。
この硬い表面は、ずっと変化しません。
傷が治ることもありませんし、
ツヤが出ることもありません。
しかし、変化しませんから、
ずっと最初のイメージのまま。
これが当店オリジナルとの一番の違いです。
きれいな色の革は、当店の革と対極の革です。
色がもっとも大事な要素である方には
このような革の中から色をお選びいただきます。
当店は、ご注文者にとっての「良い革」は
一人ひとり違う、と認識しています。
*当店オリジナル革の色揃え
しかし、
どうして当店のオリジナル革には
定番カラーしかないのか?
それは、人の五感を大事にしているからです。
でも、当店のワインカラーやネイビーは、
普通のヌメ革にはない色揃え。
自然な五感の感じ方で
気持ちよく使える当店オリジナル革は、
しばらくは健在です。
こちらのお客様からは
「ずっと長く続いて欲しいお店です」
とも言っていただきましたが
(ありがとうございます)、
諸事情でどこまで行けるかはわかりません。
良い品質の当店オリジナル革の製品を
欲しいと思ってくださる方は、
早めにお考えいただくことをお勧めします。
それにしても、こんなにも
当店の革を好きでいてくださったお客様には
感謝感謝です!
おかげさまで、いま一度
自分たちの基本を振り返ることができました。
革を作っていただいている栃木さんとも
新たな歴史を始めることができます。
今回はそれを思い起こさせていただき、
ありがたかったです。
パートナーの方へのプレゼント財布も、
全力でお作りします。

復刻したミニ財布タイプの小銭入れ 30506
2023/09/22先日ご紹介した大小写真立ての
ご注文者が、当店を探してくださった
きっかけとなった財布、
四つ折り札の入る小銭入れをご紹介します。
30年以上経つオーダー品です。
下のお写真右が、該当オーダー品。
さすがにこれだけ年月が経ち
お使いいただかなくなりますと、
革も風化してきます。
店頭にも
30年以上のバッグがいくつもありますが、
モノは使わなくなることで
劣化が早くなると感じます。
こちらは、たくさんのご注文者から
さまざまなオーダー品のその後を
お見せいただきますが、
その中でも最古の方です。
42年の歴史ある当店ですが、
それは、みなさまが
使っていたお品物を
見せてくださる機会が多い、ということ、
使っていったご感想をくださること、
リピートしてくださる方がいること、
などから
「つねにより良いモノづくりができる歴史」
であります、ありがとうございます。
もし量産品を作る会社であれば、
流れ作業で一回作りきって
売り切ってしまったら、
その製品の真価はわからないままです。
量産品を売る、
ということはそういうことで、売ってから
何らかの不具合が起こったとしても、
その内容が鑑みられることは
ほとんどありません。
時代による変遷で、
ある方向性での技術革新はあると思いますが、
1:多に対する製品製造は
私どもの1:1の注文品生産とは全く違います。
一期一会と言いますが、
ご注文者の好みや生活形態を知ることで
完成されるオーダー品デザインは、
この仕事には不可欠です。
それだからこそ、
生涯でたった一度お会いするだけでも
お互いを知りあうことができ、
お互いを印象深く捉えられるこの仕事は、
何とステキな仕事でしょう。
ですからリピートしてくださる方には、
用途をお聞きすれば
頭の中にデザインができ上って行きます。
みなさまとのコラボレーションに感謝!




























