実際のオーダー例
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製本されてない台本用の台本カバー 230603
2023/08/18最近の台本カバーのご注文時に、
どんな台本をどのようにお使いになるか、
というインタビューをしていて
しばしばお聞きするようになったのが、
「B5サイズの製本されてない台本」です。
コロナ後の
活況な舞台状況が窺われる変遷ですが、
そうなってきますと、もしかすると
今までの文庫カバータイプが
アウトオブデイトになってくる業界が
ありそうです。
今回ご注文いただいたものも同様で、
もう一冊のB5サイズ台本も
入れられるように、ということで、
下のお写真の右側に
1冊相当の台本を入れられるように
厚みをつけています。
実際にもらった方がどのように使うのかは
詳しくわからないということで、
コピー用紙の束と製本台本の
どちらに転んでもよいように、
と仕様を決めていただきました。
もう少し時間が経ちますと
趨勢がわかるようになると思いますが、
コピー用紙の束台本はきっと
もっと増えてくると思います。
そんな時、どんなカバーがいいのか、
きっと新しいご依頼があると思います。
この度はありがとうございました。
推しの方のご活躍を祈っています。

お父様へのプレゼントはお気に入りのボディバッグ 2306N
2023/08/16
その日ご来店くださったのは、
正反対のタイプの姉妹のお二人。
弟さんもいらっしゃるとのことです。
このお父様は、何と魅力的なご兄弟を
育てられたことでしょう。
先にメールでお写真をいただき、
「父の還暦祝いの記念に、この
ボディバッグを作って欲しいのですが。」
というご依頼をいただいておりました。
気に入って毎日使っているのはコレ、
と、お父様がバッグをお持ちになっている
お姿のお写真を1枚頂戴し、
その1枚のショットから
全体の構造を割り出していきました。
その時点で、製作方には
何やら暗雲が垂れ込めていました。
「これは…難しそう」
でも論理的には製作可能な形と判断し、
そのお返事を差し上げたところ、
ご来店くださったお二人です。
「気に入って毎日使っているバッグ」は
とくに男性にとって、身体の一部です。
もはやそれが新しくなっただけでも、
使い慣れていない、という
抵抗感があるのは仕方のないことですから
私どもは、たとえ違う素材であっても
「使っていたら同じになること」を
念頭に製作していきます。
これがどれほど難しいか、
同じ作業をしたことがある人にしか
本当のところはわからないかもしれません。
ありがたいことに、このボディバッグが
どこのブランドのどういうお品か
わかりましたから、お探したところ
たまたま中古品のお写真が載っていました。
とりあえず何枚かのお写真があります!
ところがそこからわかったことは
想像していた以上の難物で、
作りつつ、事態を確認しながら
考えを進めていく製作方法しかない、
ということ。
バッグでも財布でも、
フルオーダーメイドをお受けしておりますと、
手を動かして進めていかないことには
先に進めない製作物、というのがあります。
反対に頭を使うことで看破できるお品は、
もう出来上がった気になってしまって、
たくさんある作業工程の一つひとつを
まどろっこしいと感じることもあります。
いずれの場合にしても、
脳をフル回転させなければならない
フルオーダーメイドの仕事では、
手もフルに動かさないといけません。
それにしても、既製品というのは
どうやってデザインものの製作方法を
選んでゆくのでしょう?
あまり普通でない作り方をしていたり、
無理やり作らなければならなかったり、と
デザインから引き出していくにしても、
不思議な製作方法がたくさんあります。
デザイン先行にしても
別の作り方もあると思うのですが、
でもまあ別の作り方にすると、
確かに細部は違ってしまいます…
有名ブランドには
専属デザイナーがいますから
デザイン優先になりますが、
それにしてもこの価格の製品に対しても
それを遵守させるということは、
驚きの事実だと感じます。既製品はすごい!
お受け取り時に
ご来店くださったお姉さまからは
「完璧!」の一言をいただきました。
ほっと胸をなでおろした製作者です。
お父様には、サプライズもあり、
喜んでいただけることを願っています。
このたびはありがとうございました。
余談ですが、最近では、
専属になった製作者を
ご注文者にご紹介する場面もあります。
顔が見えて、ご感想をいただけるのは
私どもにとって嬉しいことです。
ご希望の方はその旨お知らせください。

車のキーとipodを入れるためのベルトポケット 2306N
2023/08/14セットでお作りした、
もうひとつのベルトポケットをご紹介します。
中に入れるものは車のキーとiPod。
このふたつの小さなポケットを持てば、
ほとんどの場合
手ぶらで歩くことができるでしょう。
面倒なく音楽と一緒にいられますし、
お財布機能も充実しています。
カチッとした箱のようにして欲しい
というご依頼から、
ものが入っていなくても
つぶれないようにお作りしています。
もちろん裏地も革ですから、
薄手で軽くても、丈夫です。
そして、ベルトに取り付けるわけですから、
横から見ると下のお写真のような形状に
なります。
使っているベルトの太さを伺って、
それが無理なく取り付けられるように
取り付け幅を調整しています。
ドットボタンがお好きでないとのことで
普通のホックにしましたから、
留めは2個にしています。
これでどんなに動いても
取れにくくなります。
こういう細かい部分の違いが
使い勝手を大きく左右します。
デザイナーが細かい聞き取りをするのは、
こんな理由からです。
外国の方からのご注文品ですが、
今ごろ便利に
お使いいただいていることと思います。
この度はありがとうございました。

記念のフェアリーブルーの手帳カバー 230705
2023/08/12「60歳を迎えるので、区切りとして
新しい手帳カバーを作りたいです。」
本日ご紹介するのは、
きれいなお色の手帳カバー。
最近はみなさま年齢よりもお若いですから、
いくつになっても新しい気持ちで
スタートすることができます。
色で迷われましたが、お選びになったのは
ハイブランドのフェアリーブルー。
きれいなお色で、パリッとした革です。
当店の牛革のラインナップは、
色で分けますと、2種類。
ひとつはベーシック色の当店オリジナル革。
もうひとつは綺麗な色ぞろえの
国内産革と、ヨーロッパのハイブランド革。
もちろんその他では
エキゾチックレザーもあります。
外側も内側も同じ革で作ることもできますが、
今回内側には
当店オリジナル革をお選びいただきました。
2色使いのカバーです。
閉じた時と開いた時の印象が
鮮やかに変わります。
同じお色のシンプルなお品も良いですが、
組み合わせることで
見るたび、楽しい気持ちになります。
ハイブランドの革は当店牛革に比べ、
加工が大変です。そのひとつの理由に
「端処理」があります。
革+表面加工のこの革の断面は、
(実際には接着面もありますから)
この1ミリを割る細い面に
三つの異なる素材を持っています。
それを当店オリジナル革と合わせますと、
合計四種類の素材断面になり、
本来、特徴の違う層に対して
端処理の仕方を変えなくては
きれいに収めることができません。
そこを何とかするのが技術です。
でもメリットとして、
うまくはまる処理カラーがあれば、
上のお写真のような
ハッとするようなきれいな色にできます。
ご注文者にもとても気に入っていただけました。
この端の色は
もっとお地味にすることもできます。
ただこの処理には微妙な問題があって、
事前にご指示いただけないのですが、
その方のお気持ちを汲み取って
デザイナーが決めていきます。
喜んでいただけて良かったです。
拝見した笑顔がこれからも続くよう、
祈っております。

目の覚めるようなロイヤルブルーのトートバッグ 303N
2023/08/10長いお付き合いくださっている
クライアントから、
鮮やかなロイヤルブルーのトートバッグを
ご注文いただきました。
長いこと存じ上げているクライアントが、
年齢を増すごとに
素敵になっていくお姿を拝見できることは、
この仕事の楽しみのひとつです。
こちらのクライアントも
気に入った使いやすい製品を
長く大切にしてくださる方で、
当店製品を
ご夫妻で使ってくださっておりますことに
感謝申し上げます。
この方のご希望内容はつねに明確で、
今回は
中に入るものもほとんど決まっていて
それをどう収めるか、がポイントです。
ブレないクライアントですから、
ご相談はスムーズに進みましたが、
今回いつもと少し違ったのは、
お色選びでした。
当店のオリジナル定番革の色揃えは、
その特長を出すために
どうしても地味目になってしまいます。
いくつもお持ちいただきますと、
気持ちとして、今度はきれいな色にしたい、
というご希望が出てくるのは
無理もありません。
それ以外に、
年齢的に40前後から上になりますと、
今まで使い慣れてきたベーシック色から
きれいな色を身に着けたい、という
華やかさを求める気持ちを
表に出すことができるようになります。
これは
男女関係なく湧き上がる気持ちの変化で、
キャリアの長いデザイナーは、自身の経験や
たくさんのクライアントを見てきたことから
全般的な傾向としてとらえています。
若いうちは、
あまりきれいな色を着けたりしますと
仕事上うまくいかないこともありそうで、
無難な色を選ぶという方は少なくありません。
しかし、キャリアのある年齢になりますと、
立場も変わって気持ちにゆとりも出て、
自然と自由度も高くなっていきます。
確信ある自信を得るための
努力をしてきた方は
年齢が上がるほど魅力的になります。
公開されたばかりの
ミッションインポッシブルを観て、
トムの顔がいつから変わってきただろうか
と、1996年の第一作目から
再度観始めたデザイナーは、
改めて人の顔について確認しています。
「40歳になったら、
人は自分の顔に責任を持たなければならない」
とリンカーンは言いましたが、
人の顔は、
確かにその人の人生を表していると感じます。
すばらしいクライアントのみなさまに
店頭で再度お目にかかれることは、
この上ない楽しみです。
長いお付き合いのみなさま、
ありがとうございます。
このバッグが、いろいろな面から
こちらのご注文者をサポートできるよう、
心から願っております。























