実際のオーダー例
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貴方のオーダーのヒントになさってください。
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ふたつ目の小銭入れ&キーホルダー 301N
2023/03/15「やはり前回の小銭入れが良いです。」
一度は別の小銭入れ&キーホルダーを
お買い求めくださったクライアントから、
以前フルオーダーでお作りしたお品を
再度作って欲しいと、ご依頼を頂戴しました。
フルオーダーメイドでは、
細工の凝った小物は
どうしても高価になりますが、
だからといって別のものに変えると
やはり使い勝手が良くない、と感じるようです。
それ以上に、
一度完璧な使い勝手のお品を使ってしまうと、
別のものを使う時に感じるストレスは
却って大きくなるのですね。
「日常で、こんなに
ストレスを感じることはなかったですよ。
使うものは大切ですね。」
私どももいつもブログに書いておりますが、
日常で少しストレスのあるものが
いくつも出てきますと、かなりの負担です。
何かひとつのものが、
快適なものから不快なものに変わった時の
ストレスは、それ以上かもしれません。
前回普通のキーホルダー金具を使いましたが、
今回は「キーは二つで十分。」という
ご指示をいただいたので、
キーホルダーの付け方を変えました。
これで金具がじゃらじゃらせず、
さらに快適に使えるのではないかと
思います。
この小さな小銭入れ&キーホルダーには
予備のカードも入りますし、
小銭を取り出す時に
ファスナー部が充分開くので、
たしかに使いやすいと思います。
しかし、この形は
とても製作が難しい形です。
同じように作れるところは
ちょっとないでしょう。
高価ではありますが、
長く続く快適な毎日をお約束できます。
お使いいただいて何か起こりましたら、
いつでもご相談ください。
ありがとうございました。

思いっきり小さなミニ財布 302N
2023/03/13「想像してたよりずっと
小さい財布ができましたね、
とても薄いですし!」
開口一番、
愛おしそうにお財布を触ってくださった
クライアント。
「お持ちした見本ほど
薄くできないのではないかと
思ってましたが、ずっと良いですね。」
このコンパクトな二つ折り財布、
お見せいただいた見本は
お札がギリギリ入れやすいくらいの
サイズを狙った、小さなものでした。
「この見本の横幅より狭くすると、
今度は使いにくくなってしまうんですよ。
ちゃんと考えられた既製品ですね。」
見本品がある場合、
デザイナーにお見せいただくと、
お持ちくださった製品の一番のキモまで
看破しますから、
クライアントのご希望内容は
話の内容以上に感覚的に伝わります。
「今までのお財布を持っていると、
小さいのは良いんですが
カード入れがちょっときつめなのと
家の鍵をしまう場所が無いのとで、
どうしても不便をしてました。
それだったらオーダーかな、
と思ってやってきました。」
「それと、こういう
つやつやになって手触りの良い革が好きで。
触ってて気持ちがいい革ですね!」
お受け取りの時、微笑みながら
ずっとスリスリしてくださっています。
ああよかった、と思うのは
こんな時です。
この財布には
じつは大きな秘密の製法が入っています。
それはファスナーの帯の色。
女性クライアントの方に、革の色を
キャメルでお選びいただいのですが、
材料として、ファスナーの帯の色に
なかなかピッタリのものが存在しません。
そこで行ったのが、自分たちで「染める」こと。
成功するかどうかわかりませんでしたが、
市販品のラインナップには無い
ちょうどこちらのクライアントにお似合いの
微妙で、淡いお色を出すことができました。
「そうすると、ますますこのお財布は、
世界で1つですね!」
嬉しそうなクライアントのお顔が忘れられません。
この度はありがとうございました。

大切なカード入れのご注文 21209
2023/03/12「パートナーのお父さんの形見の
カード入れというか定期入れがあるのですが、
それと同じものを作って欲しいです。
ずっと探してきたのですが
市販で見つけることができなくて…
私からの誕生日プレゼントです。」
ご来店いただいたお二人の会話の楽しいこと。
定期入れは4年お探しになって、
それでも見つからないので
「オーダーなら作ってくれるのでは?」と
思い至り、当店を見つけてくださったそうです。
「ほんとにこういう製品って
売ってないんですよ。
カード入れだと定期を入れるところがないし、
定期入れだと
カードがたくさん入りませんし。」
元々使っていたお父様のケースは、
そろそろダメになったから、という時点から
4年以上が経ち、
「ついに窓のフィルムも壊れて
ここの革もぼろぼろになってしまいました。」
「でも、この形がないのは仕方ないですね。
というのは、これには
とても変わったところがひとつあります。
1枚目のお写真に見えるポケットと、
その裏面に付けたポケットの上下が、
逆さまだからです
(現物の位置は違っていますが、
上下が逆さまなことに変わりありません)。
もしかしたら製造中に
間違った方向で付けてしまって、
誰も気付かなかったのかもしれませんね。」
などとデザイナーがお話しして、
3人で笑っていました。
同じ形を4年ほどお探しになったお話は
ピックアップ時に伺いました。
まさかそんなに長くお探しになったとは知らず、
このフルオーダーメイドが
もっと広く知れ渡ると良いのに、と思いました。
このたびはありがとうございました。

2代目のストライプポイント ビジネスバッグ 21206
2023/03/1020年近く前にストライプポイントを
ご注文くださったクライアントが、
「途中で使わない時期がありまして、
全部で10年ほど使ったでしょうか…
そろそろ取り替える時期が来ましたので、
同じバッグを作ってください。」と
ご来店くださいました。
「良いバッグを持っていると
自分の見た目がアップしますね。
人から、お、と見られます。
だけどおもしろいことに
私の業界では、どんなに良いと思っても
あの人が持ってるから、と
同じものを持つ人はいないですよ笑」
ご職種を伺いますと、
なるほど、さもありなん、です。
個性も大きくモノを言いそうです。
ストライプポイントは
すでに25年ほど定番としてありますが、
こちらのクライアントからは
「いまでも古いと感じないデザインで、
やっぱりこれが好きですね。
着物にも似合いますし。」
というご感想をいただきました。
着物にお持ちいただいているなんて…
すばらしい発想です。
私どもは、まさに
古びないデザインの革製品を
みなさまにお出ししたいと
常日頃から思っておりますので、
一流の仕事をする方から頂戴したこのご感想は
とても嬉しいです。ありがとうございます。
お店においでになる方とは、
その方の職種やお立場
場合によっては
どんな風なお仕事の仕方をしてこられたのか、
たまたまお話しに上ることもあります。
この方は若い頃、
ご自分が会社員のままでいると
特別なスキルが育たない、と思い、
では自分は何が好きか?
ということから始めて、
少し興味があった講座に参加した時
「自分はこれが好きだ。」と、
すぐにその道に入って行ったそうです。
勇気があります。
職業的には個人技の一種なので
どのように会得したかをお尋ねしますと、
ある時 師となる方に出会い、
しばらくの間カバン持ちをしていたとのこと。
当店の他のクライアントの中にも
そういう体験をした方々もいらっしゃって、
デザイナーはそういうみなさまを間近に見て、
「これはすごい勉強になるわ、うらやましい。」
と言うことが、何度かありました。
力量のある方のカバン持ちができれば、
仕事でその方が取る態度を
すべて見ることができますから、
普通の人からは見えない部分を含めて
学ぶことができます。
ただし、ハードです。
そのハードさに長年耐え、
自分の身に付けていければ
自分だけの技術が花開きます。
なんて…今どきこんなことを言いましたら、
ナンセンス、と
一笑に付されるかもしれません。
デザイナーがこのクライアントに感じた
「本物の仕事」は、
その仕事を極めたいという気持ちを持って
言葉の意味を考え、行動の意味を探り、
たゆまぬ努力をし続けたことから、
生まれ出ることができました。
こんな方にお持ちいただけるのは
ありがたいことです。
当店のすばらしいお客様のみなさまに、
あらためて感謝申し上げます。

ブルーのボディバッグ 21203
2023/03/08ダンディな男性クライアントからの
ご注文品です。
ボディバッグが欲しい、というご要望で
おいでくださいました。
素材の良いお召し物で
色合わせもステキで、
こういう方がお持ちになるボディバッグは…
と耳をそばだててお話を伺いました。
デザイナーはいつも
クライアントのみなさまの
服装や持ち物をさりげなく観察し、
「この方の好みはこうね!」と
イメージを膨らませるそうです。
洋服やメガネ、靴なども大好きな
デザイナーは、
店頭でクライアントのみなさまから
特別なものを見せていただく機会も多く、
自分自身が持っていなくても
たくさんのことを知っています。
美意識の高いクライアントが多い当店では、
製作現場で侃侃諤諤の検討が
いつでも行われています。
それはたいてい
どこにも無いものを作ることから起こり、
その場になって
「あれ?これはこの方がいいのでは?」
ということや、
「ここはご指定通りだと
製作することができない!」という
エマージェンシーまで
毎回毎回恐ろしいほどの数の
検討事項が出てきます。
みなさまのオーダー品は
傍からそのように見えなくとも、
そうした血と汗の結晶です。
40年以上の間、初めて作る
オーダー品を作り続けてきましたが、
その経験を持ってしても
世の中に出ている製品すべてを
網羅することはまだ出来ていません。
フルオーダーメイドを始めた当初は
そこまでの広さとは気づきませんでしたが、
いまでは、
自分たちは何と長い旅に出てしまったのかと
いうことが、よくわかります。
こちらのオーダー品も、
かなりの紆余曲折がありました。
ご希望いただいた形はなぜ存在しないのか?
それがよくわかりました。
製作途中でクライアントにご説明し、
ご理解を得たことで
使いやすい形にすることができましたが、
クライアントの方が
私どもと同じ方向を向いてくださり、
製作に対してご協力くださったことで
作ることができた例です。
このたびはありがとうございました。
ピックアップ時に気に入っていただけて、
とても嬉しかったです。
長くお使いいただけることを
心より願っております。























